インディゴの変色の理由
更新日:2021年2月1日
こんにちわ
つづいてインディゴのムラサキ色になってしまう理由について
記事にしていきます
何度も研究を重ねて判明したことでもありました
インディゴというのは
もともとは植物の葉になります
温暖で多湿の地域でよく育つとされている植物
インドや東南アジアなどが生育環境として挙げられています
そのインディゴの生葉を乾燥させ
きちんと製粉されて私たちの元に届きます
現地で製造されている方々のお陰で
仕事が成り立っています
この場をお借りして、感謝いたします
ヘナ導入初期のころ
ヘナ+インディゴのミックスしたヘナ染めを
されているお客様の白髪染めした部分だけ
ムラサキ色に変化していて
その理由がいまいち理解していませんでした
全員ではありませんでしたが
そこだけムラサキ色になるケースが少しずつ見えるようになり
何とか解決できないものかと思い
一から学び直し、実験を重ねてようやく
変色する理由がいくつか判明しました
まず
こちらからご覧ください
インディゴの染めたて
画像左=ウェット 画像右=ドライ
1つはドライヤーで乾かした方になります(写真右)
比較2日目
右のドライの方が少し赤味が見えます
比較3日目
この時点で右のドライの方が明らかにムラサキ色に見えます
このようにウェットにした方とドライにした方で
色の出方が全く違うものになりました
こちらは同じ写真の毛束で
かなり日にちが経過した結果になります ↓
この研究、実験をしたことで
インディゴの配合されているヘナ染めでの
ムラサキ色になる理由は熱を加えることによる変色です
インディゴをお湯で溶き、染めた直後から発色が始まります
以後2日ほどかけて
じっくりと色付いていくイメージでしょうか
インディゴの藍色が定着するまで
ウェット→自然乾燥→ウェット→自然乾燥
このリズムが色を安定させる重要なリズムのようです
普段のシャワーの温度にも気を付けなければなりません
(おそらく40℃くらいが丁度よいかも)
過度なシャワーの温度にも熱反応が起こり
インディゴ本来の藍色ではなく
熱変性によって赤ムラサキっぽくなりやすいかと思われます
ヘナ、インディゴ、ハーブ類は
「生もの」 と認識した方が扱いやすいと思った方がいいでしょう
以上のことから
熱、ドライヤーによるインディゴの変色の理由を
お伝えさせていただきました
また色々と分かりましたら
お伝えしていきたいと思っております
ではまた